About

日本を拠点に活動するクリエイティブブランド、Finger Suck Factory(指吸 知)。

オリジナルソフビの企画・制作を中心に、キャラクターデザイン、イラストレーション、アパレルグラフィックなど、
ジャンルにとらわれないモノづくりを行っています。

2001年頃から、DIR EN GREY、the GazettE、MUCC、MERRYをはじめとする多くのバンドグッズのデザイン・イラストレーションを担当。

また、WILD BUNCH FEST. 2019、LUNATIC FEST. 2015・2018、Download Japan 2019など、大型音楽フェスのTシャツイラストも手がけてきました。


Finger Suck Factory

活動の原点は、2001年に「だるま」というペンネームで始めたクリエイティブ活動にあります。

もともとはバンドマンを夢見て、縁あってDIR EN GREYのローディーをするために上京しました。

当時ステージネームを考えていた頃、白いカラーコンタクトを着けるスタイルが流行していました。

自分も着けてみたいと思いつつ、流行に乗ることには抵抗がありました。

そんな時、街で見かけた「だるま」から着想を得ました。

「メジャーデビューできたら、コンタクトを外して目を入れよう。」

そんな発想から生まれたのが「だるま」という名前でした。

まだバンドマンになる夢を捨てきれずにいた頃、周囲のバンドマン仲間のグッズ用イラストを描き始めたことが、デザイン活動の始まりです。

当初はデザインを仕事にすることまでは考えておらず、「だるま」というペンネームで制作を続けていました。

その後、生きる道をクリエイティブの世界に定め、2003年に自身の姓をローマ字表記した「YUBISUI」へと名義を改めました。

2011年、玩具雑誌『Quanto』のコラム連載にあたり、指吸家の家紋をモチーフにしたロゴキャラクターを制作しました。

当時、自身のロゴマークに家紋を使用していたことから、お盆の墓参りで訪れた墓地で墓石に刻まれた家紋が目に留まりました。

その墓石をキャラクターにしたら面白いのではないか。

そんな発想から生まれたデザインでした。


2017年にはこのキャラクターを自ら原型制作したソフビ第一作「VV」を発表。2026年に「MONOLITH」へと改名。

海外イベントへの出展を機に、屋号も海外で伝わりやすい表現を意識して「Finger Suck Factory」へ変更。

自身の苗字「指吸」に由来する名前であり、事務用品の「指サック」からも着想を得ています。

指に被せるシンプルな形状は、ソフビのワンパーツ構造にも通じるものがあります。

また、指吸家に伝わる家訓「渇しても盗泉は飲まず」にあやかり、ブランドのステートメントを掲げています。

「飢えを凌ぐために指を吸うことはあっても、プライドを安売りして不正に手を染めることはしない」

"Suck your finger, never your pride."

ORIGINAL TOYS

Finger Suck Factoryでは、造形そのものだけでなく、手に取って遊ぶ楽しさや、所有者自身が関われる仕組みも大切にしています。


MONOLITH

2017年に発表したソフビ第一作。

2011年に制作した家紋由来のロゴキャラクターを原案に、自ら原型を制作しました。

胸元の家紋を省くことで、さまざまなグラフィック展開にも対応できるデザインに仕上げています。

目を交換できるギミックを備え、パーツを変えることで異なる表情を楽しめます。


MORA MORA

2006年頃、携帯サービスの「待ちキャラ」として誕生したオリジナルキャラクター。

しばらくの休眠期間を経て、2019年にソフビ第二作として再始動。

原型制作から彩色まで自身で手がけています。

「実」をモチーフに、一見すると奇妙でありながら、どこか愛嬌のある不思議な存在。

「ポップでカワイイ」の中に、少しの毒気と遊び心を忍ばせた造形が特徴です。

MORA MORAの魅力は、見た目だけではありません。

手やヘタにアイテムを持たせることができるほか、ハート型の外殻に収められた磁石が内部で自由に動く独自機構「MAGNESEED®」を搭載。

パーツの組み合わせや磁石の動きなど、さまざまな遊び方を楽しめます。

また、MORA MORAでは「受注栽培」という考え方を大切にしています。

イベントに足を運んでくださった方が、作品を手にできる機会を逃さないよう受注を積極的に行っています。

手に入れて終わりではなく、アイテムを組み合わせたり、自分好みにカスタマイズしたり。

それぞれのMORA MORAが、それぞれの持ち主のもとで育っていくことを目指しています。


PHILOSOPHY

ソフビ作品は、一つひとつ自ら手作業で彩色しています。

造形、ギミック、色彩、そして手に取った人が自由に楽しめる余白。

そうした要素を組み合わせながら、既成概念にとらわれないモノづくりを追求しています。

日本国内にとどまらず台湾をはじめ、世界中のコレクターの皆様へ作品をお届けできることを楽しみにしています。

単なる「おもちゃ」の枠を超え、日常に寄り添いながら、ふと笑顔を誘う存在に。

Finger Suck Factoryが生み出す、少し奇妙で愛おしい世界をぜひお楽しみください。